転院を繰り返すことはいいこと?悪いこと?

 ひとつの症状に対して、病院を次々に回って診断を仰ぐことを、最近は「ドクターショッピング」と呼ぶそうです。あまり良い意味には使われていないようですね。

 

 ですが、私は以下の体験を通して、納得がいかなければ病院を変えるようにしています。それがいいのか悪いのかは分かりませんが、結果的に治癒したり、症状がよくなったりしたので、私自身としては、これでよかったと思っています。

 ただ、十分に検査やインフォームドコンセント行われていない場合の転院は、おすすめしません。私の場合は、一人目の医師にしっかり説明を聞いて、それを家に持ち帰ってネットで調べて、分からないこと・細かい部分を説明してもらう。それでも、不信感を持ったらチェンジするくらいの感じです。

 また、コミュニケーション能力が低すぎるのか、時間を節約しているのか、症状や治療方針の説明をまったくしてくれない専門医もチェンジしたことがあります。

 

あるはずのない骨折のヒビ

 ある整形外科に入院していた時に、原田さんという女の子が同室でした。その時、その子のいとこのお兄ちゃんも入院していて、苗字は同じく原田さんでした。女の子は膝を、お兄ちゃんは足首を骨折していました。

 ある日の回診で、医師が同室の原田さんのレントゲン写真を見て

「ほら、この膝のヒビが治りかけているの、分かる?」

と話しかけました。すると、横から看護師が

「あ、すみません、それお兄ちゃんのほうのレントゲンでした。」

と、差し替えたのです。

 お兄ちゃんがケガしているのは足首なので、お兄ちゃんのレントゲン写真の膝にひびが入っているということはあり得ません。なのに、「膝にひびが入っている。」と断言したのです。コント見たいな話ですが実話です。これ以来、しばらくの間、私は病院を信頼しなくなり、行っても意味がないと思うようになりました。

 3つめの病院で診断名がつく

 ある時、目が覚めたらアパートの階段の下に倒れていて、足にいくつかの打撲痕がありました。病院に行こうとすると、片方の足首がぶらんぶらんで全く動かなくなっていました。

 歩くのに非常に困ったので、大きな総合病院の整形外科に行きました。すると、何故動かないか分からないと言われました。1週間後にもう一度来てくれと。なんで医者なのに症状を見て分からないの?と、そこで私の病院不信が発動しました。まだネットが普及していない時代だったので、色々調べることもできず、知人に電話しまくって良い整形外科を聞いて回りました。

 そして、結局3つ目の病院で診断が下され、手術することになりました。診断名は「腓骨神経麻痺」でした。そんなに診断が難しい症例だったのかは、医療知識のない私には謎のままです。

 結局「腓骨神経麻痺」は治ったのですが、それは四つ目のリハビリの得意な病院に転院したからです。三つめの病院のリハビリはかなり雑でしたから、あのリハビリで治ったかどうかは不明です。

患者を鼻で笑う精神科医

 1番目と3番目の精神科医は私に解離性人格障害(二重人格)があると診断しましたが、2番目の医師は「二重人格はないという説もあります。」と鼻で笑いました。本当にバカにしたように笑ったのです。その医師は本当に事務的な医師で、症状を聞いて薬を出すだけの医師でした。診察時間が短いので回転も早かったです。

 話を聞いてくれない、合わないと思っていたし、実際に症状は悪化していました。結局、あまりにも私の症状が良くならないので、夫が役所にいい病院を紹介してくれと掛け合って、今の医師に出会いました。

虫歯があるのに無いと言われた

 歯の健康にそんなに知識のなかった私でも、一応は定期的(3か月~6か月以内)に歯のクリーニング(歯石除去)に行っていました。

 ある時、自宅で鏡を見ていると、前歯の歯間が少し茶色く見えたので、虫歯かも?と思い、「クリーニング」と「虫歯かどうかの確認」を兼ねて歯科に行きました。歯のクリーニングを終えて、「虫歯がありそうなんですけど大丈夫ですか?」と尋ねると、ざっと口内を目視し、「ありません。」と言われました。ちょっと、それが雑な感じがして、なんとなく納得はいかなかったのですが、病院不信とズボラと引きこもりが相まって半年ほど放置しました。

 でも、何となく気になって、最新設備で良さげな歯科を探し、半年後に別の歯科で診てもらいました。そして、丁寧に診察してもらうと、やはりそこに虫歯がありました。合計で4本の初期の虫歯が見つかり、歯根に大きな膿もみつかりました。また、別の歯の歯根にも、空洞か膿か分かりにくい小さな黒い影も見つかりました。

 半年で、生活スタイルも食事も変わっていないのに、一気に4本の虫歯ができて、一気に大きな膿ができるのは考えにくいですよね。実際、私の虫歯は、歯と歯の間のすごく分かりにくい場所に薄っすらできていました。拡大画像で見せてもらわないと自分では見つけられないくらいの初期の虫歯です。

 そして、新しい歯科医にも「これは、だいぶ前にできた虫歯ですねー。」と言われました。だから、私は勝手に前の歯科医の見落としではないかと推測して、勝手に恨んでます。

 

まとめ 

そんなこんなで、私は病院、しいては医師をチェンジすることに全く抵抗がありません。患者が自分の病状を理解できない、不安を癒やしたいなどの心理的な理由で転院を繰り返すのは賛成できません。ですが、よりよい設備や、高度な医療を求めて合理的に転院をするのであれば、私は賛成です。

 例えば大きな精神病院で最初に話した医師が合わない場合は、病院内で医師をチェンジできる場合もあります。できるだけ多くの情報を手に入れて慎重に病院選びをしたいものですね。